アウディ新型「A8」自動運転技術レベル2で販売、法整備不十分でレベル3は見送り

2018年1月11日、大手自動車メーカー「アウディ」は、日本法人のアウディジャパンにおける2018年の販売計画を公表しました。

同社計画によると、複数種類の人気ラインナップが登場。中でも高い自動運転技術を搭載した「アウディA8」の存在は大きく、注目度を増しています。

自動運転「レベル3」を搭載したアウディA8

2017年にいち早く自動運転の商用化を宣言したアウディですが、シリーズの中でも新型A8は、同社の最新技術「レベル3自動運転」を盛り込んだモデル。

レベル3は限定的ながらもハンドルから手を放した状態の走行が可能であり、レベル2とは比較にならないほどの使用感と言われています。

日本法令が追いつかず

ところが、日本国内では自動運転に対する法整備が十分ではなく、レベル3自動運転を使用して走行することができません。そこでアウディはA8の持つ自動運転を「レベル2」相当にダウングレードして販売することを決定しました。

アウディとしては、やむを得ない選択だと言えるでしょう。アウディジャパン側は「法改正を待ちたい」との意見を表明しており、技術力に自信を覗かせています。

〈参照〉
アウディジャパン