愛知県「自動運転ワンストップセンター」設置、実証実験促進を目指す

愛知県は9月、自動運転の実証実験の加速化を目指して、調整作業を1ヶ所で行うことができる窓口「自動運転ワンストップセンター」の設置を発表しました。世界的技術に押されている日本の自動車産業の確立を目指して、東京と同時に全国初の同時開所となります。

“自動車特区”とも言うべき愛知県

愛知県は2016年から、一般道路を使った自動運転の実証実験の導入を加速化しており、県内だけで17ヶ所もの実験を実施した、いわば自動車特区。

今回設立を発表した「自動運転ワンストップセンター」では、主要自動車産業を中心として、県下に集うより多くの企業や自治体の参加を促すことが狙いとのことです。

2017年中には運転技術「レベル4」の試験も

愛知県では今回のセンター開所の発表に伴い、2017年内に自動運転技術レベル4の実証実験を行う方針を固めています。

海外では既に独アウディが同様の技術確立を宣言しており、技術的格差が懸念される状況。打開策となることに期待が寄せられています。

愛知県知事である大村秀章氏は、「愛知で究極の交通安全技術である自動運転の実用化に向けて、後押ししていくのも我々のミッション」と自動運転技術の確立に向けて、後押しを惜しまない姿勢を見せています。

<参照>
あいち自動運転ワンストップセンターの設置について/愛知県