2016年9月28日(現地時間)、Amazon、Facebook、Google、IBM、Microsoft、Google傘下のDeepMindが、人工知能(AI)を推進する新団体「Partnership on Artificial Intelligence to Benefit People and Society(Partnership on AI)」設立の発表を行いました。
「Partnership on AI」概要
AIの理解促進を図ることを目的とした非営利団体。
AIが人類や社会に貢献する技術であることを証明するとともに、AIに関する研究、効率のよい技法の開発、およびオープンライセンスを元にした研究結果の公開などを行っていくとしています。
また、下記項目に関しても調査対象としています。
- 技術の倫理
- 公正性
- 透明性
- プライバシー
- 相互運用性を含む包括性
- 人とAIのコラボレーション
- 信頼性
- 堅牢性
公式ページ▷Partnership on AI
各社におけるAI技術導入状況
IBMは「Watson」と呼ばれるAIを開発しています。
Google傘下のDeepMindもAI開発が専門で、つい先日囲碁AIの「Alpha Go」が世界王者に打ち勝ったことが記憶に新しいのではないでしょうか。
また、Facebookでは、ディープラーニングを活用した顔認識アルゴリズムを採用していますし、Amazonにおいては、膨大な商品カタログから、各アイテムの関連付けやユーザーとのマッチングを機械学習によって処理しています。
世界的企業による共同での新団体設立により、AI分野の技術革新はさらにスピードを増すことが予測されます。