ウェブやSNS広告を上回る!メタバース空間の広告効果を発表、日本電気株式会社

画像:PR TIMES(日本電気株式会社)より引用

日本電気株式会社(NEC)は2025年10月31日、開店寿司チェーン店のカッパ・クリエイトおよび株式会社Brave groupとともに、メタバース空間における広告効果の可視化と評価に向けた実証実験を発表しました。

同社によると、実験の内容はゲーミングプラットフォーム「Roblox」上のコンテンツにおいて、Brave group協力のもとに制作したカッパ・クリエイトの3D広告を掲出し、視認位置や滞在時間、距離などを計測するという内容です。実験対象となったのは2025年7月22日~2025年8月24日にアクセスした、若年層を中心とするユーザー行動データで、分析により、広告の平均視聴時間は1ユーザーあたり7秒に達し、一般的なWeb広告やSNS動画広告を大きく上回る水準となったことが判明しました。同社によると、期間中にログインしたユーザーは約80万人で、このうち約60万人が広告を視聴したことで、総視聴時間は2,200時間を超えたことがわかっています。

NECは今後、FortniteやZEPETO、VRChatなど他プラットフォームとの連携を見据え、展開する方針を示しています。同社はスタートアップとの共創を掲げる「NEC Open Innovation」の取り組みを推進し、新たな広告指標と測定技術を軸にメタバース領域での事業価値創出を目指す構えです。

参照引用元タイトル|PR TIMES(日本電気株式会社)