画像:愛知県より引用
愛知県は2025年10月31日、物損事故により一時中止していた、名古屋市中心部での自動運転実証実験について、原因究明と再発防止策がまとまったとして、再開を発表しました。
問題となった事故は2025年10月28日、名古屋市中村区名駅南4丁目付近で発生しました。自動運転レベル2で運行していた車両が手動運転に切り替わった際、車線変更により右側へ寄り過ぎ、工事用フェンスに接触したというものです。乗客はおらず、ドライバーにケガはなく、車両の右ドアミラーと右側センサーカバー、カメラが損傷しました。
愛知県の解析によれば、事故の原因は手動運転中の操作ミスによるものです。自動運転システム自体に異常はなく、原因分析と対策が完了したことから運行再開が決定されました。
なお、運行再開後はダイヤを変更し、見学目的を含む利用者も事前予約が必要となっています。車内無人運用を見据えたオペレーション検証も継続される予定です。自動運転技術をめぐっては、社会実装に向け実証が進む一方、安全確保と運用体制の強化が課題となっています。
参照名古屋市中心部での自動運転車両の定期運行再開について|愛知県





