スマート宅配ボックスと自律ロボでロボット配送実証実験│ヤマト運輸とWATT

画像:ヤマト運輸株式会社より引用

ヤマト運輸株式会社は2025年8月22日、韓国のロボット開発企業WATTとともに大規模マンションを対象に自動配送ロボットを活用した新たなラストマイルモデルの実証実験を開始しました。

説明によると、実験はスマート宅配ボックスにロボットを組み合わせる形で実施されます。スタッフが荷物をボックスに格納すると、ボックスが送り状情報を読み取り、ロボットに指示を出します。指示を受けたロボットはアームを用いてオートロックやエレベーターを操作し、指定先まで自律走行で移動。荷物を受け取り居住者の元へ届けるという内容です。

実験は、千葉県浦安市の「プラウド新浦安パームコート」で2025年8月22日よりスタートしました。2025年9月24日まで実施され、その後、東京都品川区の「プラウドタワー目黒MARC」でも行われる予定です。対象は事前に許可を得た居住者で、野村不動産グループや一般社団法人MEGURO MARCの協力のもと進められます。使用される機材は、荷物情報を読み取りロボットと連動するスマート宅配ボックス「W-Station」、対面受け渡し対応型の「James mW」、置き配型の「James W」とされています。

実験の背景には、都市部や再開発エリアでの運送上の負担や利便性低下などの課題です。1,000戸を超える大規模マンションが増加し、住戸までの距離が長いケースや受け取り方法の多様化に対応する必要があるとのこと。ドライバーの負担は大きく、自動配送ロボットの導入が有効とされています。ヤマト運輸とWATTは今回の実証を通じて、大規模マンション特有の環境での運用性能や住民の満足度、導入効果を確認するとともに、2026年中の実用化を目指しています。

参照大規模マンションでの新たなラストマイルモデルの構築に向け、自動配送ロボットを活用した実証を8月22日(金)から開始|ヤマト運輸株式会社