画像:Peach Aviation 株式会社より引用
Peach Aviation株式会社は2025年4月25日、関西国際空港第2ターミナルのランプエリアにおいて、自動運転レベル4に対応したGSE(航空機地上支援機材)の実証実験を実施しました。
GSEとは荷物が入ったコンテナを運搬する牽引車など、航空機付近で稼働する業務用車両です。同社はパナソニック ホールディングス株式会社、ナガセテクノサービス株式会社、関西エアポート株式会社と連携し、自動運転化を進めています。
今回発表された実験は2024年12月~2025年4月末までの期間で行われました。実験開始時は自動運転レベル3で稼働しましたが、実験の進行に伴い、より高度な自動運転レベル4に移行。車両はナガセテクノサービスが提供する最大14トンの貨物を牽引できる、Tracteasy社製「EZTow」が採用されました。
実証実験では、歩行者の一時停止・再発進対応や、狭い手荷物返却エリアでの正確な幅寄せ走行といった、空港特有の運用環境における性能が検証されました。業務を自動化することにより、受託手荷物の返却時間の短縮を通じたサービス品質の向上や、作業員不足への対応といった効果が期待されます。
同社は今後、環境負荷の低減や運航品質の向上を目指し、今後も多様なパートナーと連携しながら業務改善に取り組む姿勢を示しています。
参照関西空港で初めての試み!GSE*1自動運転レベル 4 の実証実験を実施!|Peach Aviation 株式会社

