AIカメラによる花見名所の混雑状況リアルタイム配信実証実験│目黒区

画像:目黒区より引用

目黒区は2025年3月25日、NTT東日本と連携し、AIカメラを活用した桜の開花時期における混雑状況のリアルタイム発信実証実験の実施を発表しました。

目黒区によると、実験対象となるAIカメラは東急東横線中目黒駅周辺および東急田園都市線池尻大橋駅付近に設置される予定です。実験期間は2025年3月28日~2025年3月29日で期間中、目黒区公式ウェブサイトにて混雑状況を「とても混んでいます(赤)」「混んでいます(黄)」「すいています(青)」の3段階で表示します。目黒川沿いは毎年のように混雑が生じるため、これを緩和し、安全で快適な花見環境を提供することを目的としています。

目黒区によると実験は2024年2月1日に締結されたNTT東日本とのデータ利活用連携協定に基づいて行われます。実験において、目黒区は施策立案に必要なデータ収集を主に担当し、NTT東日本はICT環境の構築およびデータ分析を行うとのこと。収集した映像データは個人が特定されない数値データに変換し、プライバシーの問題を解消します。目黒区は取り組みを通じて混雑状況データの有効性を検証し、今後の施策立案や地域イベントにおける安全管理の向上につなげる方針です。

参照AIカメラを活用した実証実験(桜開花時期の混雑状況データの有用性を検証)を実施します|目黒区