川崎市、全国に先駆けレベル4自動運転バスMinibus2.0の実証実験

画像:川崎市より引用

川崎市は2025年1月27日、自動運転レベル4のシステムを搭載したティアフォー社(愛知県名古屋市)製Minibus2.0を全国に先駆けて納車し、市内の2つ路線バス運行ルートに投入し実験を行う旨、発表しました。

川崎市によると、実験は都市部特有の複雑な道路環境における自動運転技術の検証を目的としています。対象となるのは「羽田連絡線(大師橋駅)~(天空橋駅)」と「川崎病院線(川崎駅~市立川崎病院)」の2ルートで、まずは羽田連絡線は一部区間をレベル2のシステムで運行、川崎病院線を完全手動運転(レベル0)で運行し、走行データの収集や課題の抽出を実施する、としています。なお、2025年1月28日~2025年2月7日に一般試乗も行われます。

実験に投入されるMinibus2.0は国内の自動運転関連事業者ティアフォー社製の最新型モデルです。で、従来モデルよりもバッテリー性能や冗長性が向上し、レベル4システムを搭載しています。該当車両の納車および公道走行は過去になく、川崎市の取り組みが全国初となる見通しです。

参照自動運転バスの実証実験がスタートしました!|川崎市