火災映像学習のAIカメラが年始を守る│大洗町がAIカメラ本格運用の予定

画像:大洗町より引用

乾燥が続く年末年始の守り手として注目を集めるAIカメラ。大洗町(茨城)は2025年1月より、火災の早期発見に特化したAIカメラの導入を発表しました。

大洗町が導入したのは、アースアイズ社が開発する防災AIカメラ「火の見櫓AIカメラ」です。消防本部の高さ17メートルのやぐらに設置され、360度・半径800メートルを見渡せるとのこと。最大の特長は多数の火災情報を学習した人工知能で、炎や煙などの異常を検知すると本部のモニターに拡大表示し、オペレーターに警告を発信。より迅速な災害対応能力が期待されています。

導入された人工知能は多数の火災やCGを学習し、実際の火災を検出する仕組みをとっています。カメラは火災と思しき映像を%表記で通知しますが、開発企業によると80%以上の表示においてはほとんど間違いがないとのこと。また、ヘッドライトなど類似の光源も学習し、誤認を防ぐ仕組みも取り入れています。

AIによる火災検知は、早期発見による被害軽減や安全確保への貢献が期待されます。大洗町は2025年1月より本格運用の予定を公式発表しています。

参照大洗町火災監視等AIカメラ運用開始に伴うお知らせ