アプリで牛丼頼むとロボットが自動でお届け│吉野家など3社が藤沢市で実証実験

画像:株式会社吉野家より引用

牛丼チェーン店大手の株式会社吉野家は2024年11月15日、株式会社出前館、パナソニック ホールディングス株式会社ともに、自社商品の牛丼をロボットに乗せ注文者宅まで自動配送する実証実験を、神奈川県藤沢市で実施する旨、発表しました。

同社らによる実験は、神奈川県藤沢市の官民一体の共同プロジェクト「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)」エリアを対象に、パナソニックの自動搬送ロボット「ハコボ」がフードデリバリーを行うという内容です。出前館が提供するアプリから注文された牛丼を、パナソニックHDの自動搬送ロボット「ハコボ」が、住宅まで配送するというもので、パナソニック社のスタッフがオペレーターを務めるとのこと。パナソニック社は1人の遠隔オペレーターが複数台のロボットを運用可能にするシステム開発にも着手しており、配送業務の大幅な効率化が期待されています。

吉野屋によると、飲食業界では現在、ライフスタイルの変化により急速な業態変化の様相を見せています。テイクアウトやデリバリーの需要が急増する一方で、ドライバーの確保や少子高齢化が課題となっていました。テクノロジーによる業務効率化が強く求められている状況です。

参照吉野家、出前館、パナソニック HD が自動搬送ロボットによるフードデリバリーサービス実証を実施