株式会社ローソンは2024年11月7日、アバター事業を展開するAVITA株式会社と協業し、デジタルアバター実証実験を香川県内8店舗で実施する旨、発表しました。
実験は店舗の売り場案内やセルフレジの利用方法など、接遇が必要な状況において、東京や大阪に住むオペレーターがアバターを通して案内を行うという内容です。ローソンはこれまで、東京都や千葉県、福岡県などにある17店舗で同様の実験を繰り返し、15%以上のセルフレジ利用率向上や店舗従業員のレジ対応時間を平均約1.5時間以上削減するなど、複数の成果を確認しています。
アバター導入の背景にあるもの、人手不足問題の解決や店舗運営の効率化です。従業員が店舗に常住しても対応できるのは1店舗ですが、リモート接遇であれば1人のオペレーターが複数の店舗を担当することが可能です。時間や場所、年齢に性別、障害など労働上の障害を取り払い、多様な働き方の実現も期待されます。
ローソンによると、今回の実証実験は2025年2月末まで継続する見通しです。同社は実験を通してアバター接客の本格展開の可否を検討するとともに、更なる技術開発と改善を図り、接客業務の効率化と利便性の向上を目指すと発表しています。
参照<香川県>FC加盟店でのアバター接客導入の実証実験拡大/株式会社ローソン