産業用ドローンの開発・製造を手掛ける株式会社プロドローンは2024年10月8日、愛知県が推進する「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル2030』」事業の一環として、2024年10月7日より本土と離島間の物流ドローン実証実験を開始しました。
ドローンによる物流実験は現在、全国各地で繰り返されています。プロドローン社は今回の実証実験にて、物流配送のための規制緩和措置として導入されたレベル3.5飛行による配送を1か月連続で行うと発表。1カ月にわたるレベル3.5長期物流配送の例は他になく、全国初の試みとなる見通しです。
実験の内容は最大20kgの荷物を輸送できる大型ドローン「PD6B-Type3」により、西尾市一色漁港~佐久島までの約8キロの距離を、日没までに1日2往復飛行するという内容です。「PD6B-Type3」は衝突回避装置や360度モニタリング機能など各種安全装置を搭載するほか、通信網としてKDDIのサービスを搭載しています。実験は1カ月と長期ですが、安全な飛行が期待されます。
日本は人口減少が急速に進み、離島や山間部の生活インフラに、深刻な支障が懸念されています。ドローンによる物流配送はこうした課題の一助となる可能性を秘めています。プロドローン社は今回の実験を通じて、技術面と事業面の検証を行い、新たな物流ビジネスモデルの構築を目指すとしています。
参照国内初!1か月間連続でレベル3.5運航 ドローンによる本土離島間の多頻度配送の実証開始/株式会社プロドローン

