JR東日本、盛岡市で地域ファン創出など目指したAIレコメンド実証実験

画像:東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)より引用

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は2024年7月17日、NTTコムウェア株式会社やNTTコミュニケーションズ株式会社、株式会社ビーマップとともに、AIを利用した旅行プランレコメンド実証実験の開始を発表しました。

JR東日本によるAIレコメンド実験は、今回が第2弾です。第1弾は閲覧履歴や興味関心に基づいてユーザーの個性を洗い出し、共感しやすい旅行記やオススメ観光スポットを提案するAI観光ナビを開発。2024年2月には、盛岡市(青森県)の店舗や観光、旅行記などを提供するアプリ「もりおかめくり」として、ユーザー1,7万人を対象に、滞在時間や訪問店舗数など行動変容を検証しました。

第2弾となる今回の実験は、第1弾から更に進み「回遊率の向上」や「地域ファン創出」への寄与を目的とした内容です。ユーザー個人の属性や閲覧履歴に加えて、同伴者の情報や場所・時間・天気などの変動する要素をAIが解析。条件に一致する「おすすめの体験」、「店舗・施設からのお知らせ」などの地域の観光情報をユーザーにプッシュ通知することで、より高い回遊率を目指すというもの。実験後にアンケートを配信し、フィードバックを得ることで、精度向上も期待されます。

JR東日本は今回の実験を通して、盛岡市内および岩手県全域への回遊促進に貢献するとしています。

参照AI レコメンドにより充実した旅体験を提案する実証実験 第 2 弾を実施