画像:KDDI株式会社より引用
大手通信事業者のKDDI株式会社は2024年7月19日、関連事業社のKDDIスマートドローン株式会社とともに、サーマルカメラを搭載したドローンによる太陽光発電所の夜間警備実証実験を発表しました。
KDDIによると実験は2024年7月1日より、同社が保有する太陽光発電所で実施中です。投入したドローンはSkydio社の自動充電ポート付きドローン「Skydio X2」2台で、サーマルカメラを搭載することにより、夜間警備での視野を確保。予め設定されたルートを自動飛行しながら発電所の設備や不審者の有無を確認するなど、成果の検証が行われます。
太陽光発電所は現在、夜間の盗難被害が多発している設備です。太陽光パネルに接続された銅線ケーブルは価格高騰から一時・時価約1.2万円/m[ 1760万円のケーブル1.4kmからmあたりの単価を算出しました
https://solarjournal.jp/news/51946/]に達するなど高額であることが知られており、北関東エリアなどで複数の盗難被害が発生しています。
KDDIはこうした事情から、先進技術により警備の省人化・効率化を図ると発表。盗難被害の減少への寄与を目標に、実験に取り組むとしています。
参照サーマルカメラを搭載したドローンで太陽光発電所を夜間警備、遠隔運航による長期運用実証を開始

