遠隔操作ロボットオリヒメが活躍中、薬局での受付業務など実証実験

障害福祉に関係する株式会社オリィ研究所は2024年7月16日、同社が展開する遠隔操作型分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の導入実験を、キョーワ薬局株式会社が運営するキョーワ薬局一宮店など複数店にて実施すると発表しました。

オリヒメは就労を希望する障害者と人手を求める事業者をつなぐ存在として、同社が展開している遠隔操作型のロボットです。今回の事例のほかに、2024年7月12日には福祉関連事業社のシューペルブリアン株式会社が、関連する高齢者福祉施設「ショートステイそわか可部東」にて、コミュニケーションサービスとしてオリヒメを試験導入するなど、実績を積み上げています。

今回の実験は、障害を持つキョーワ薬局のスタッフがパイロットとしてオリヒメを操作し業務を遂行する内容です。通常の受付挨拶に加え、処方箋受付機への誘導やマイナンバーカード受付補助、医薬品以外の物販関連業務など、多岐にわたります。

同社らは実験通して、薬局の人材不足解消と障害者雇用の課題解決に向けた検証を行うと発表。将来的には障害を抱えた元薬剤師による、服薬指導や処方の説明も実現したいとしています。

参照分身ロボット「OriHime」薬局で初導入2024年7月16日よりキョーワ薬局での実証実験を開始/株式会社オリィ研究所