店舗状況を6面体で簡単表示、飯綱町がLPWAサイコロデバイス実証実験

長野県飯綱町は2024年3月21日、低消費電力・広範囲無線通信システム「LPWA」を利用した飲食店の開閉店状況や混雑状況をスマートフォンやPCから確認できる「混雑状況等可視化サービス」の実証実験を開始しました。

実験は飯綱町内に点在する飲食店11店舗を対象に1年間の実施が予定されています。「空席アリ」、「空席わずか」、「閉店」など運営状況を6面体で表現したサイコロ型デバイス「サイコロセンサー」を各店舗に配置。デバイスに搭載されたLPWA通信により、営業や空席状況をユーザー側にリアルタイムで通知するという内容です。

飯綱町は2022年ごろより、LPWA通信の整備を進めている自治体です。これまでもLPWA通信を利用したDX実験を繰り返しており、水位や雨量の監視、獣害対策、積雪量の把握において実績を挙げています。

同町は今回の実験を通して、来訪者の利便性向上や店舗運営への効率的な活用を期待。PWA技術によるさらなる地域サービスの充実を進めるとしています。

参照「混雑状況等可視化サービス」実証実験を開始します!/飯綱町