「自動運転の安全、監視します」次世代型運行管理で新たなビジネスか

画像:株式会社みつばコミュニティより引用

バス車両の運行管理を展開する株式会社みつばコミュニティは2023年12月15日、株式会社マクニカと連携し、三重県四日市市で実施された自動運転実証実験にて遠隔監視業務を担当したと明らかにしました。

実験はマクニカ社が提供する自動運転EVバス「ARMA(アルマ)」による、公道走行実験です。アルマはフランス・ナビヤ社が開発した車両で6人乗り。JR四日市駅前~近鉄四日市駅前の約1.1kmのルートを最大時速18キロで走行するというもので、2023年11月1日~2023年11月19日にかけ実施されました。

みつば社はアルマの運行管理を担当しました。説明によると、同社は自動運転車運行管理のため、7名の大型免許保有者にトレーニングを実施。警察の審査を経て、発車時の安全確認などアルマの管理業務を担当しています。また、四日市市役所内にも監視センターを設置し、安全運航の監視態勢を構築・オペレーションを担いました。

同社は実験において車両管理業務など、自動運転市場における重要な役割をアピールしています。自動運転車市場の拡大は国内でも予想されており、同社は将来的に全国規模でのオペレーター・監視業務を目指すとのこと。今回の実験も次世代交通の重要なステップとの認識を明かしました。

参照みつばコミュニティ初となる自動運転車両のオペレーター・遠隔監視業務に参入 四日市市モビリティ実証実験に参加しました