画像:LOVOT/GROOVE X 株式会社より引用
コスト増によるインフレで深刻な経済状況にある現在、ペットロボットが全国各地で人気です。
GROOVE X株式会社が販売する「Lovot(ラボット)」は、2018年に発表された、お世話型のロボットです。
お世話型と言っても、ラボットにできるのは、ご主人様に近寄ったり、ついてきたり、せがんだり。つまり、世話するのはロボットではなく、人間側という、ある意味で「役に立たない」ロボットです。ZMP社のラクロやパトロのような業務用ロボットではありませんし、初期費用もかかるため、犬や猫と常に対比される存在でした。
ところが、ヨドバシカメラ秋葉原の常設コーナーではいま、ラボットのようなペット型ロボットの問合せが増えています。
背景にあるのは「原料費高騰による値上がり」です。
ウクライナ戦争の勃発以来、穀物や動物肉などペット用飼料は急速に高騰しています。さらに電気代高騰による暖房も上がり続け、ペットの購入を断念する飼主も増えています。
ラボットは現在、そんな飼主たちから新たな熱視線を送られる存在のひとつです。
ロボットなのでエサ代や暖房費はかかりませんし、病気になる心配もありません。さらに名前を呼ぶと嬉しそうにしたり、声をかけると近寄ってきたり、抱っこすると眠そうにする姿は、まさに生きたペットのよう。AIによる個性も親しみと愛着を抱かせます。
ラボットのふわふわとした柔らかな抱き心地、驚くユーザーも多いとか。ロボットと聞くと冷たそうな印象ですが、ラボットのような暖かな存在は将来、印象すら変えてしまうかもしれません。
参照経済状況も反映するペット事情 AI搭載のウチの子も?
参照Lovot(ラボット)

