画像:株式会社ZMPより引用
日本郵便株式会社は2023年1月1日、年賀状配達の出発式にて、ロボット開発のZMP社が提供するデリロによる年賀状配達を実施しました。
出発式は近代郵便発祥の地とされる東京日本橋郵便局で開かれ、デリロも出席しました。
デリロは自動運転システムIZACを搭載した自律型の自動配達ロボットで、センサーやレーダーを搭載しヒトや障害物を迂回するほか、声かけによるコミュニケーション機能など日本らしい特長を備えています。最大積載量はハガキ50kg程度で、時速6km程度(ヒトの駆け足程度)で走行することが可能です。なお、デリロは2022年度にも日本郵便の出発式に参加し、日本橋洋食店たいめいけんの協力により年賀はがきの配達実験を行っています。
日本郵便によると年賀はがきの消費数は年々減少傾向にあり、2023年度は約8億8,200万通と前年比14%も減少しています。しかし、局員らは午前8時に一斉に配達に向かうなど依然として大きな負荷を抱えており、デリロをはじめとするロボットの活躍が期待されていくものと見られます。
参照「年賀状」配達 始まる 元日8.8億通も14%減 今年も「配送ロボット」活躍
参照2022(令和4)年 年賀郵便元旦配達出発式へのデリロが参加
注:本稿は2022年のもので2023年ではありません

