画像:西日本旅客鉄道株式会社より引用
西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は2022年12月21日、同社が2023年3月に開業を予定している大阪駅・うめきたエリアにて新たな改札サービス「顔認証改札機」の実証実験を行うと発表しました。
JR西日本によると、顔認証改札機は従来必須であったICカードのタッチやキップの挿入を必要としない革新的なシステムで、物理ゲートの代わりに上部や内側にディスプレイを設置したウォークスルー型の設備を備えています。サービスは顔情報とICカード乗車券「ICOCA(注:スイカの西日本版)」を活用した事前登録制で、登録ユーザーが通過した際、ゲートがサーバーに顔情報から抽出した特徴点を送信し、サーバー側で登録情報と照合することにより決済を完了するという仕組みです。
当面は同社が発行するICOCA定期版に対応する予定で、2023年2月頃より大阪~新大阪区間を含む定期ユーザーを対象にモニター募集を行うとのこと。なお、個人情報管理やカメラの検知範囲についても2023年2月頃に別途公表するとしています。
参照大阪駅(うめきたエリア)で顔認証改札機の実証実験を開始します