立命館大学と警備大手の綜合警備社は2022年9月14日、大学構内の巡回警備を人間の代わりにドローンに任せる実証実験を実施しました。
情報によると実験現場となったのは滋賀県草津市にある同大びわこ・くさつキャンパスです。約67万平方メートルと広大な敷地にドローン3機を上空に飛ばし、スピーカーから音声を発したり、カメラの精度を確認するなどの実験を行いました。
同大の担当者は実験の成果について「ドローンでも警備ができそうだとわかった」とコメントしています。ドローンのスピーカーは上空30mからでもハッキリと認識できるほどの品質で、カメラも上空15mからタバコを吸う動きを正確に把握できたとのこと。
ドローンを巡る法規制は解禁の流れにあり、2022年度中に操縦者の目が届かない状態で市街地を飛行することも可能となります。
両者はこのため、将来的には警備現場に投入すべく実証実験を継続する意向です。2025年度の実用化を目指す考えを明かしています。
参照たばこ吸う姿もバッチリ識別、ドローンで巡回警備 草津・立命大で実証実験