画像:株式会社スマートロボティクスより引用
産業用ロボット開発企業の株式会社スマートロボティクスはこのほど、小型でありながら150kgもの荷重量を持つガイドレス自律走行型搬送ロボット「SR-AMR150」を発売しました。
スマートロボティクス社によれば、「SR-AMR150」はLiDARや超音波によりガイドレールなしで人や障害物を迂回する能力を有しているため、専用のロボットレーンを敷く余裕のない倉庫や工場での運用が可能とのこと。また、46cm×65cm×35cmという小型機であるため、多数の人が行き交う狭小路でもスムーズな移動が可能であり、医療機関や福祉施設でも活躍が見込めるとしています。
「SR-AMR150」は運搬能力やカスタマイズ性にも優れています。同社によれば、「SR-AMR150」は小型でありながら最大150kgもの重量物を運搬する能力を有しており、連続8時間の稼働が可能とのこと。また、本体はアルミフレームで構成されているため、カスタマイズが容易であり、大型機の牽引も可能とのことです。
小型ロボットの需要に期待か
産業用ロボットは既に多くの機種がリリースされています。しかし、その多くは大規模な工場等を想定した大型機で、専用のロボットレーンを確保したり、地面などに誘導線を引くなどの大がかりな導入工程が必要でした。
ところが、今回リリースされた「SR-AMR150」は、小型で専用のレーンを必要としない機種であるため、比較的小規模な事業所での導入も期待されます。同社はより小型化したロボットも開発中で、2022年度内にも販売するとしています。
参照:ガイドレス自律走行型搬送ロボット「SR-AMR150」/株式会社スマートロボティクス