画像:清水建設株式会社より引用
清水建設株式会社は2021年12月14日、ソニーグループ株式会社とともに建設現場での巡回監視などを担う移動型ロボットの共同実証実験を開始すると明らかにしました。
情報によると、実験に導入されるロボットの主な業務は建設現場における巡回監視や出来高検査などで、管理業務を効率化に役立つと期待されているとのこと。導入されるロボットは、複数の車輪を持つ小型ロボットで、デモンストレーションでは段差のある経路をアームを使って走破したり、走行不可能な障害物を認識するなどのシーンを披露しています。
清水建設によると、実験現場は東京都内虎ノ門の麻布台プロジェクトにおける建設現場です。両社は今回の実験を通じて、ロボットの走行能力や監視性能などを検証するとしています。
懸念される技術者不足をロボットに活路か
清水建設は今回実施する実証実験について将来的な生産性向上に期待を寄せています。
同社によれば、建設工事現場での技術者は将来的に不足する見通しとなっており、人材不足が懸念されている状況とのこと。このため、同社は監視業務などに特化したロボットの導入を進め、業務効率化を図る計画です。
参照建設現場の巡回・監視ロボットの実用化に向けた共同実証実験をスタート