画像:国土交通省より引用
国土交通省は2021年11月18日、鹿児島県霧島市にある鹿児島空港敷地内にて、日本全国発となる人工知能搭載型トラクターによる空港内草刈り業務を実施すると明らかにしました。
同省によると、今回導入するトラクターは自動運転技術への導入が進む全球測位衛星システム(GNSS)を活用した自動運転型のトラクターです。遠隔制御にも対応しており、オペレーターがタブレットで草刈りエリアを指定すると、自動でルートなどの計画を立てて作業を開始するとのこと。
導入されるトラクターは1台1,800万円ほど。今回は役割別に(草刈りと草を集める作業)2台導入し、成果を検証するとのことです。
6人の作業を5人で対応可能に
国土交通省はトラクターの導入により、人手不足問題の解決とともに人件費の圧縮に効果があるとしています。
空港における草刈り業務は安全管理上重要です。鹿児島空港では従来、草刈り業務を作業員6人で進めていましたが、今回のトラクター導入により作業員を1人減らすことができるとして、効果を期待しているとのこと。
なお、国交省は今後、全国14空港で同様の試みを実施する見通しとしています。