画像:ソフトバンクより引用
ソフトバンクグループが同社提供の人型ロボット「ペッパー」の製造を中止していた事実が2021年6月29日、明らかになりました。
人型ロボット「ペッパー」は同社が2015年に販売をはじめたロボットで、現在は法人だけでなく個人での利用にも対応しているロボットです。導入事例は多く、飲食業界から金融業界に至るまで、幅広い活用事例を持っています。
しかし情報によると、ペッパーの需要はだんだんと伸び悩む傾向が強くなり、人気に陰りが見えているとのこと。こうした影響もあり、ソフトバンクグループは2020年夏頃よりペッパーの生産を一時停止したとしています。
各国拠点でロボット事業の削減決定
ソフトバンクグループは世界各国で事業展開している企業ですが、ロボット事業においては世界的な規模で人員削減を進めています。
情報によると、同社は既にアメリカやイギリスでロボット事業の従事者の削減に着手しているほか、フランス拠点でも人員削減の交渉を進めているとのこと。ロボット事業の規模を縮小しているものと見られます。
ただし、ペッパーは十分な在庫が確保されており、今後も状況に応じて再開する可能性もあるとのこと。また、ペッパーによるサービスは今後も継続していくとしています。