トヨタグループのウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社は2021年2月23日、静岡県裾野市内のトヨタ自動車東日本東富士工場跡地にて建設が予定されている「ウーブン・シティ(Woven City)」の地鎮祭を実施したと明らかにしました。
ウーブンHDによると、地鎮祭にはトヨタの豊田章男社長や静岡県の川勝平太知事、裾野市の高村謙二市長ら16名が参加。70.8万平方メートルと目される非常に広大な建設予定地を前にして、工事の安全を祈願しました。
CES2020で明かされた次世代都市「ウーブン・シティ」
ウーブン・シティとは、トヨタが米国ラスベガスで開かれたCES2020で提唱した、次世代型のスマートシティ構想です。
住民がパートナー企業らとともに自動運転車やパーソナルモビリティ、人工知能などの先進技術開発を通じた社会課題の解決を進めていく機能を持った都市で、例えばインフラ面においては自動運転モビリティ専用の通路やヒトとモビリティが共用する道路を作るほか、地下にモノの移動用通路を建設することで、様々な技術開発が進められる環境を準備するとしています。
なお、同都市にはトヨタの従業員など2千名の居住が予定されているほか、既に3,000程度の企業・個人から参画の希望が寄せられているとのこと。トヨタの豊田章男社長は地鎮祭の開催に伴い「多様性から生まれるイノベーションの発信の場にする」とコメントしているとのことです。
参照トヨタの未来都市「ウーブン」裾野で着工 2025年までに入居