画像:株式会社ZMPより引用
株式会社ZMPは2020年10月8日、日本郵便に提供している同社の自動運転型ロボット「デリロ」を使った初の公道実験が行われたと明らかにしました。
発表によると、日本郵便はデリロを使って、エンドユーザー向けの物流網を構築することを視野に入れており、今回の実験はその一環として行われるもの。ただし、今回は安全性などを確かめる目的から、コンビニで預かった荷物を約700mほど離れた郵便局まで配送する業務を担うものとされています。
ZMPによると、日本郵便での実験は2020年10月末まで行われる方針です。
原動機付き扱いで走るロボット
自動運転型のロボットであるデリロは、産業用ロボットやお掃除ロボットなどと違い、自動車が行き交う公道を走行する必要のあるロボットです。
ロボットとは言え公道を走行するからには様々な課題がありますが、まず入り口となる走行許可においては、原動機付き車両扱いとなることでまとまったとのこと。もちろんナンバープレートも装着します。
また、安全性においては事前に登録している地図情報とレーザーを使って認識した映像を照合し続けることで、誤差の少ない運転を実現したほか、ひとや障害物の存在を感じ取り、衝突をさける能力も有しているとしています。
なお、積載能力は約30キロ。積載量こそトラックには及びませんが、小型の荷物を配送するには十分な能力と言えるでしょう。
参照【メディア掲載情報】宅配ロボ「デリロ™」を使用した日本初の公道実証が、 多くのメディアで紹介されました

