画像:Dropcopterより
ニューヨーク州シラキュースに位置するリンゴ農園は2018年5月に、ドローンを使ったリンゴの受粉に成功。世界発の事例として注目を集めました。
使用されたドローンは、米国の農業用ドローン企業の「ドロップコプター社」の製品。ヘリ型のドローンを使いリンゴ花の花粉を上空から散布することで、果実の成育に成功したと報じています。
減少するミツバチ
こうした作物の受粉活動は、従来ミツバチなどのが担ってきた部分です。
しかし、ミツバチは何らかの原因(様々な説があります)により減少の一途を辿っており、その影響が作物の減少に繋がっているとのこと。そのため、現在は人間の手により受粉を支援する事例も多く、アメリカ内外での深刻な問題となっていました。
ドローンでコストダウン!
そこに目を付けたのが、今回ご紹介する「ドロップコプター社」です。
同社は人間の手を使った受粉活動が非常に多くの労力を要する点を指摘し、また減少したミツバチを使った受粉活動は、多くのコスト増を呼ぶことに注目。
受粉用ドローンを開発することで上空から一気に花粉を散布することで、大幅な効率アップを提唱しています。コストを抑え確実な受粉を期待できる空中散布は、今後の農業に欠かせないものとなるかもしれません。

