DJI社が「Phantom 4 Pro V2.0」を発売、ノイズを60%軽減

画像:DJIストアより

大手ドローンメーカーのDJI社は2018年5月8日に、同社の新型ドローン「Phantom 4 Pro V2.0」を発表しました。同商品は文字通り、同社の看板商品である「Phantomシリーズ」の新バージョン。

1インチのCMOSセンサーを搭載し、高解像度・低遅延の映像伝達能力に加えて、プロペラノイズも低減。DJIストアなどで販売を開始している商品です。

 Phantom 4 Pro との違いは?

今回DJI社から発表された「Phantom 4 Pro V2.0」と、従来バージョンである「Phantom 4 Pro」は、多くの点で共通した装備・仕様を有しています。

反面、進化点も少なくなく、FOC正弦波ドライバーESCと9455Sクイックリリースプロペラを搭載することでノイズを60%程度軽減することに成功。

さらにドローンと送信機の通信伝送方法を、従来のLightbridgeからcuSync HDに変更。映像伝送を従来よりも高解像度かつ低遅延に行えるよう改良されたとのことです。

障害物検知・回避機能も

ドローンは遠距離まで飛行が可能であるため、障害物などの衝突事故はかなり危険なものとして認知されています。

同機体は障害物の検知および回避機能を高めるために、Flight Autonomyに加えて、前方と後方にそれぞれセンサーを搭載。さらに左右に赤外線センサーを装備することで、合計5方向からの危険を察知し、安全性の確保に努めているとのことです。