ロシアの郵便機関「ロシア郵便社」が、ドローンを使った空輸実験に失敗しました。
実験は極寒の地で有名なシベリアで行われ、ロシア郵便のCEOや各種メディアが集うなかスタートを切りました。しかし、実験開始直後からドローンは想定外と思われる挙動を取り始め、あえなく落下。実験はロシア郵便にとって無念の失敗となりました。
推定原因は様々、天候や電磁波、汚職まで
ロシアのメディアでは、今回の失敗を大きく報道。これをきっかけに、専門家からコラムリスト、SNS上で様々な失敗原因の推定が始まっています。
強風によりドローンがバランスを崩した、現場を飛び交う電磁波が影響を与えたといったありそうな話から、メーカー汚職陰謀説まで幅広く議論されています。
地域インフラの活性化には重要
今回の実験は失敗に終わりましたが、これはドローンが持つ可能性を否定するものではありません。
ドローンを利用した配送網の整備は、交通環境が発達していない地方社会にとって大きな可能性です。また、安全上の問題から人間の関与が難しい災害対応などにも効果が期待されており、行政サービスの向上にも不可欠。
ロシア社会にも当然、今後の技術進展に強い期待が寄せられています。
〈参照〉シベリアの街で郵便ドローンが初飛行、離陸直後に家屋に激突。約213万円が一瞬で金属ゴミと化す/Yahoo!ニュース

