空の安全を守るドローン「DroneHunter(ドローンハンター)」開発

アメリカのドローン開発企業「Fortem Technologies社」は、不正なドローンを撃墜する防衛攻撃型ドローン「DroneHunter(ドローンハンター)」を開発しました。

2018年3月3日にリリースされた「DroneHunter」は、侵入したドローンを高性能レーダーで補足。攻撃機能を備えた大型ドローンが、猛スピードで追走して撃墜するというシステムです。

ネットを射出し飛行不能に

「DroneHunter」がドローンを撃墜する」少し危険な印象ですよね。銃弾でも打ち込むのか、電磁パルス攻撃を仕掛けるのか、様々な憶測を呼びそうです。

ところが、「DroneHunter」の攻撃方法は至ってシンプルな「ネット射出」。高性能レーダーが不審なドローンを正確に補足し、ネットに絡めて墜落させます。

「DroneHunter」は自立飛行機能も安定しており、高速飛行中も難なくこなします。対象のドローンに素早く近付き、一息に仕留める姿はまさに「ハンター」です。

空の安全を守るドローン

開発元である「Fortem Technologies社」によると、「DroneHunter」は国防関連組織に対する需要を想定しているとのこと。受注状況は不明ですが、多くの注目を集めることは間違いなさそうです。

ドローン技術の進展が進むにつれ、スピーディかつ高性能なドローンは、様々な国家安全保障領域に影響を与えることは必定。国や国民の命を守る防衛ドローンの登場は、当然の流れかもしれません。

〈参照〉
‘DroneHunter’ Hunts For Unauthorized Drones/FORTEM TECHNOLOGIES