滋賀県東近江市にて、全国初の自動運転バス「無人走行」実験を開始

画像:朝日放送より

11月11日から滋賀県東近江市でスタートした、国土交通省主導の自動運転バスの実証実験が話題を呼んでいます。14日から新たなステップとして、「無人状態」での公道運転実験に踏み込んだのです。

自動運転バスの走行実験は全国各地で行われているものの、「運転手不在で自動運転バスの公道試験」は全国初。過疎地の交通網の再整備役として期待が寄せられています。

位置検索システムを導入

今回の実験で運用されている自動運転バスは、位置情報システムを活用することにより、予め決められたルートを正確に走行する能力を備えています。

従来の実験では運転手が搭乗して事故の発生を監視しながら試験を行っていましたが、今回は文字通りドライバー不在の状態で実行。アクセルやハンドルの操作はもちろん、ブレーキもAIの判断に従って制御したとのことです。

2020年の実用化を目指して開発を加速

国土交通省によると、今回の試験走行距離はわずか200mであり十分とは言えません。しかし、関係者は「スムーズに走行できて、上出来だと思っております」と回答しており、試験の成果に手ごたえを感じている様子。

同省によると2020年を目途に完成を予定しており、人口減少や高齢化に悩む過疎地の交通インフラの再整備役として期待を寄せられています。

参考URL
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171114-00010008-asahibcv-l25