画像:ZF Press Centerより
9月13日、ドイツの自動車会社であるZF(Friedrichshafen)社は中国の大手ネット検索システムの百度(Baidu)と自動運転に関係する技術提携を結ぶことを発表しました。
百度は2013年頃から自動車メーカーを対象としたオープンプラットフォームの開発を進めており、自動運転にも明るい中国ブランド。ZF社の持つ自動車技術と連携開発を推し進めることで、自動運転技術の確立を目指すとのことです。
中国市場向けビジネスモデルの創出が狙いか
ZF社と百度の今回の提携は、中国市場向けのビジネスモデルを創出することを目的としているとのことです。
両者が持つそれぞれのノウハウを融合させることで、知識共有を行い、中国市場を対象とした自動運転とテレマティクスを確立。ZF社がNVIDIAと共同開発した自動運転用AI技術「ZF Pro AI」を武器に、中国市場向けの自動運転車の開発が見込まれています。
ZF社CEOが見せる自信
今回の提携について、ZF社のCEOであるシュテファン・ゾンマー氏は、「百度が保持しているビッグデータやクラウドデータに関するテクノロジーは、自動運転の実現に必要な基盤として認識した。ZF社が持つシステムと組み合わせることでCar2x通信を他のデータと連携させることで、自動運転ソリューションをワンストップで提供する」と述べ、自信を覗かせています。
<参照>
ZFと中国百度、自動運転技術の共同開発で提携/レスポンス
ZF and Chinese Internet Group Baidu Agree Upon Strategic Cooperation/ZF Press Center