画像:電通WEBサイト電通報より
株式会社電通は5月17日、人工知能(AI)による広告コピーを生成するシステム「AICO」(アイコ/AI Copy Writer)のβ版を開発したと発表した。人がキーワードを入力すると、広告コピーを自動生成するという。
「AICO」よる広告コピー生成が実現すると、TPO に合わせてリアルタイムにメッセージを変化させることが可能となり、インターネット広告や屋外・交通広告などでよりパーソナライズした次世代型の広告配信が実現する。
同社は次世代型広告に関する研究を5年ほど前から行っており、広告コピーの良し悪しによって広告効果がどのように変化するかの定量・定性的評価を行ってきた。そして今回、静岡大学情報学部の狩野研究室※(狩野芳伸准教授)との共同開発により、今回のシステム開発に至った。生成したコピーの最終的な選別は、人間が行う。
※静岡大学 狩野研究室
静岡大学の狩野研究室は、自然言語処理を専門分野としており、大学入試の自動解答を目標とするプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の社会科担当や、電子カルテの自動処理・自動診断支援を行う医療言語情報処理、対話ゲームの自動プレーヤー「人狼知能」などのプロジェクトで多数の実績を有しています。引用:電通、人工知能による広告コピー生成システム「AICO」(β版)を開発
今回の発表に先立ち、昨年に電通と狩野研究室は、「人工知能が書いたキャッチコピーによる新聞広告」を出稿している。広告制作の実務に携わっている電通のコピーライターがAIの学習をサポートし、より人間に近いコピーの生成を実現したという。
■人工知能が書いたキャッチコピーによる新聞広告
<参考>
電通、人工知能による広告コピー生成システム「AICO」(β版)を開発/電通
“AIコピーライター”、電通が開発 広告コピーを自動生成/ITmedia