画像:株式会社本田技術研究所より引用
本田技術研究所は2026年1月、神奈川県および小田原市と連携し、独自の協調人工知能「Honda CI」を活用した自動運転技術の実証実験を、2026年2月から小田原市内で開始すると発表しました。
今回の実証の目的は、傾斜のある道路や中速域での走行環境においても、安全かつ安定した自動運転を実現できるかを検証する点です。従来の国内での自動運転実証実験は、低速域での自動運転を中心に研究が進められてきましたが。日常の交通環境で使える技術としては十分とは言えませんでした。同社はこうした課題から歩みを進め、時速60キロメートル程度まで対応できる認識精度と安全性の確保を目指しています。
実験では、実証実験車両(CR-V)に各種センサーを搭載した車両を用い、安全監視員が同乗した状態で公道を走行します。カメラに加え、LiDARと呼ばれる高精度測距センサーを活用し、車両や歩行者、道路構造物の位置や動きを正確に把握することで、地図に頼らず周囲と協調しながら走行できるかを検証する方針です。将来的にはEVであるN-VAN e:への展開も予定されています。
同社は本実証を通じて技術の信頼性と汎用性を高め、乗用車だけでなくバスなど多様な移動手段への応用を視野に入れています。2030年頃の実用化を目標に、2027年度には特定条件下での自動運転レベル4の実現を目指し、地域の交通課題解決につながる技術開発を進めていく考えです。
参照神奈川県小田原市で協調人工知能「Honda CI」を活用した自動運転技術の実証実験を開始|株式会社本田技術研究所





