画像:西日本旅客鉄道株式会社より引用
西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は2025年11月21日、株式会社JR西日本イノベーションズ、Cuebus株式会社はとともに、JR西日本が管理する車両所倉庫にて、リニアモーター式ロボット倉庫システム「CUEBUS」を活用した実証実験の開始を発表しました。
発表によると、実証に用いられる「CUEBUS」は、Cuebusが開発・提供する世界初のリニアモーター式ロボット倉庫です。全方位に走行可能な独自のリニアモーター技術を中核とし、従来と比較し、高速かつ高精度な搬送や多段構造による高い収納効率と実現した、次世代型の倉庫システムです。
実証実験は、西日本旅客鉄道が運営する在来線車両のメンテナンス拠点である車両所倉庫で行われます。同社の倉庫では、車両の多様化に伴う部品点数の増加により、入出庫作業の複雑化や倉庫スペース不足といった課題を抱えており、作業効率向上に限界が生じていました。そこで同社らは、CUEBUSを導入することで、省スペース化と作業効率化の両立を図ります。
実証は2025年12月1日から開始され、作業時間や作業動線、在庫管理効率などの検証が行われます。部品リストと連動した自動搬送を通じて、部品探索や集約作業に要する手間の削減効果を確認、倉庫運用全体の生産性向上にどの程度寄与するかを評価するとしています。
参照Cuebus 株式会社と JR 西日本「リニアモーター式ロボット倉庫」の実証実験を開始|西日本旅客鉄道株式会社




