画像:NVIDIA
2018年1月30日、半導体メーカー「NVIDIA(エヌビディア)」社は、「General Electric(ゼネラル・エレクトリック)」の傘下企業であるBaker Hughes社との協業を発表しました。
両社は石油・ガスなどのエネルギー業界に、人工知能の導入を検討。掘削作業や地震データなどの分析・予測運営に活用する考えを示しています。
掘削データの分析・理解が目標か
今回の協業発表について、Baker Hughes社は担当者を通じて「リグおよびクラウド上でGPUの活用することで、収集した掘削データの分析・理解を行う」ことを表明。膨大な収集データの分析が思うように進まない現況を、打破する目論見です。
更に、両社は協業を通じてこれらのデータの解析を進めた上で、IoT向けの計算システムの構築を通じて、実用的な情報提供を目指すとの考えを示しました。
人工知能分野で存在感を増すNVIDIA
多国籍コングロマリット企業であるGeneral Electric社をご存知ないはあまりいないかと思いますが、NVIDIA社を聞いたことがない方は多いのではないでしょうか。
NVIDIA社は人工知能及び高性能GPU分野において、ここ数年で急速に存在感を増している企業です。特に「Drive PX2」や「Drive Ⅸ」などの製品が注目を集めており、多くの同社製品を導入しています。
今回の協業も同社の技術力の高さに期待が寄せされており、今後の動向に目が離せそうもありません。
〈参照〉
GE傘下Baker HughesとNVIDIA、石油・ガス業界向けAI活用で協業/Yahoo!ニュース