画像:SBドライブ株式会社より
2017年12月22日、ソフトバンクと三菱地所が東京千代田区にて自動運転の実証実験を実施しました。
当然、交通状況が複雑な東京23区内では初チャレンジ。多くの注目を集めましたが、予想以上の成果を収めた事から期待感が高まっています。
フランス技術の粋が光る「ナビヤ・アルマ」
今回の走行実験で使用されたのは、15人乗りの自動運転車両「ナビヤ・アルマ」です。フランスの自動運転関連メーカー「ナビヤ社」を日本用にカスタマイズしたものであり、運転席や前後の区別が無いなど、従来の自動車の常識を覆す存在となっています。
「ナビヤ・アルマ」は車体に搭載されたGPSにて位置情報を管理していますが、走行時は「LiDAR(ライダー)」と呼ばれる広角センサーを駆使。GPSが届きにくい丸の内ビルディングでも、適切な安全性を確保することに成功しました。
買い物弱者の救済に期待
「ナビヤ・アルマ」は時速約5キロとかなりの低速環境であり、これを有人車両並の速度に引き上げるには未だ多くの技術的困難が伴います。
しかし、こうした自動運転技術が進展するにつれ、高齢者や遠隔地居住者などの「買い物弱者」の救済に光が当たることは紛れもない事実。
日本政府も多くの予算を配することで、今後自動運転技術の確立を目指す構えを見せています。
<参照>
お昼時の丸の内に「自動運転バス」 実証実験に見入る会社員も/J-CASTニュース
『自動運転バス試乗会 in 丸の内仲通り』を実施/ソフトバンク株式会社、三菱地所株式会社、SBドライブ株式会社

