画像:JAXAホームページより
あの、機動戦士ガンダムの「ハロ」が宇宙を舞台に大活躍。
そんなロボットファンの心をくすぐるかのような魅力溢れるニュースが、宇宙開発機関のJAXAから発信されました。
宇宙ステーション内の撮影を目的として開発
平成29年7月にJAXAが開発したボール型のロボットの映像が公開されました。
イントボール(Int-Ball)と名付けられたこのロボット。そのデザインは人気ロボットアニメ「機動戦士ガンダム」に登場するハロのようだと、話題を呼んでいます。
気になるイントボールの運用目的は、現在宇宙活動のメイン拠点として活躍している、国際宇宙ステーション(ISS)の撮影用とのことです。
JAXAによると、現行ミッションで行う撮影業務は全て宇宙飛行士が行っており、全ミッションの約1割程度の作業量を占めてるという状態。イントボールを活用することで、宇宙飛行士の作業負担を軽減し、限られた宇宙空間での作業時間が効率化すると見ているようです。
イントボールの開発は3Dプリンター!
とてもキュートなフォルムが印象的なイントボール。
JAXA職員の話によると、東京大学と協力して3Dプリンターで製作したとのことです。開発費の方はおよそ2,000万円。宇宙開発に費やす費用としては、比較的リーズナブルですよね。
現在は原作の「ハロ」のような会話機能は搭載していないようですが、今後ニーズに応じて追加する可能性もあるということで、目が離せそうもありません。
<参考>まるでガンダムの「ハロ」ISS画像撮影ボール形ロボ/朝日新聞デジタル