AIが性能比較や売場特定、エディオンとPreferred Networks、AI店舗ナビゲーションの実証実験

画像:株式会社エディオンより引用

大手家電販売店の株式会社エディオンと株式会社Preferred Networksは2026年5月21日、次世代AI店舗プラットフォーム「MiseMise」を活用したAI店舗ナビゲーションの実証実験を、2026年5月26日からエディオンJR尼崎駅店で開始すると発表しました。

MiseMiseとは、Preferred Networksが開発する次世代AI店舗プラットフォームです。店内の売場や商品配置をデータ化し、屋内地図生成技術や大規模言語モデル、画像認識などを組み合わせることで、来店客の商品検索や店舗スタッフの業務支援を行う仕組みです。店舗を単なる販売スペースとして扱うのではなく、店内のレイアウト、商品情報、接客に必要な知識をAIでつなぎ、買い物体験と店舗運営の双方を支援する点が特徴です。

実証実験でエディオンは、来店客が自身のスマートフォンから商品を探せるAI店舗ナビゲーションとしてMiseMiseを活用する計画です。来店客は「電話機の電池」「掃除機の紙パック」といった日常的な言葉で商品を検索できるほか、手元の電球やインクカートリッジなどを撮影して、該当する商品の売場を店内マップ上で確認できる、とのこと。型番や正式な商品名が分からない場合でも目的の商品にたどり着きやすくすることで、広い家電量販店内での探しにくさを軽減する狙いがあるとしています。

また、店頭商品のプライスカードなどを撮影することで、複数商品の容量、省エネ性能、寸法などを横並びで比較できるAI商品比較機能も提供されます。AIはメーカーカタログやエディオンの商品資料をもとに、機能の違いや比較のポイントを自然な文章で整理します。これにより、来店客は商品選びの初期段階で必要な情報を把握しやすくなり、店舗スタッフもAIが提示した情報を接客に活用できるようになります。

実証実験は、数万点の商品を扱う家電量販店において、来店客の商品探しにかかる時間や店舗スタッフへの問い合わせ負担を軽減する効果が期待されています。エディオンは、AIによる迅速な情報提示とスタッフの接客を組み合わせることで、来店客一人ひとりに合った提案につなげる考えです。両社は実証実験で得られた知見をもとに、対象売場や対象店舗の拡大、機能拡充を検討するとしており、Preferred NetworksはMiseMiseを通じて幅広い小売業態への展開を目指す方針です。

参照エディオンと Preferred Networks、次世代店舗プラットフォーム「MiseMise」を活用したAI 店舗ナビゲーションの実証実験を開始|株式会社エディオン