「3か月で1,000件超」生成AI相談サービスに多くの利用│横須賀市

画像:横須賀市より引用

横須賀市と株式会社ZIAIは2026年5月12日、市で実施していた生成AI相談サービス「ほっとAI相談」の実証実験について約3カ月間で1,000件を超える相談が寄せられ、うち18件が市の担当部署へ連携、支援につながったと発表しました。

横須賀市らが実施した実験は、相談窓口を知っていても利用しにくいという課題に対応するために行われました。行政には様々な相談・支援サービスがありますが、利用時間が平日昼間に限られたり、相談への心理的、あるいは言語的なハードルが高く、十分に活用できないという声は多く、対策が求められてきました。

横須賀市は今回実施したAI相談について、福祉系相談では、相談の約69%が市役所の開庁時間外に寄せられ、24時間対応できるAI相談窓口の有効性が示されたとしています。アンケート回答者の90%が肯定的に評価し、「気軽に話せる」「寄り添ってくれる」といった声が寄せられています。

また、児童・生徒向け相談では、利用の約87%が開庁時間外に集中し、相談内容の約75%が「これまで誰にも話したことがなかった」内容であることがわかっています。横須賀市は結果について、匿名かつ非対面で相談できる仕組みが、悩みを抱える子どもたちの最初の相談先として機能した可能性を挙げています。

一方、市職員向け相談では、ハラスメントや離職意向など深刻な相談も寄せられたものの、全体の件数は少なく、周知や利用促進に課題が残りました。横須賀市は今後、緊急性の高い相談への即時アラートや担当部署への連携導線、問い合わせ対応の整備を進め、2026年度の本格導入を目指すとしています。

参照生成AI相談サービス「ほっとAI相談」実証実験の結果について|横須賀市