画像:株式会社シノプスより引用
株式会社シノプスは、熊本県で食品スーパーを展開する株式会社ロッキーと共同で、AIを使って食品ロスを減らす実証実験を行い、AIが精肉の作りすぎや売れ残りに対し、年間で1億円以上の大きな効果が期待できる結果を発表しました。
実験の内容は、AIを使って精肉の売れ行きを事前に予測し、結果を精肉の製造と販売の両方に活用するというものです。これまで精肉は、経験や勘に頼って多めに作られることが多く、売れ残りが食品ロスにつながっていました。そこで同社は、AIによる需要予測を用いて「いつ、どれくらい売れるか」を数値で把握し、その情報をもとに工場での製造量を調整。さらに店舗では、消費期限が近づいた商品を自動で値下げする仕組みを導入し、売り切りを促す運用を試みました。
同社はの実験の結果により、製造段階と販売段階の両方で食品ロスを減らせる可能性が示されたとしています。AIによる需給予測により、工場では作りすぎが抑えられ、店舗では売れ残りが減少したほか、値引き作業にかかる人の手間も大きく減っ、とのこと。実施内容を全店舗に広げた場合、食品廃棄の削減と人件費の見直しを合わせて、年間で1億円以上の効果が見込まれると試算されました。
今回の結果を受け、ロッキーでは精肉以外の商品にも同じ仕組みを広げることを検討しています。また、より細かい材料単位での予測にも取り組み、食品ロスと人手不足の両方の問題を解決することを目指す方針です。
参照熊本ロッキー、AI需要予測で食ロス削減の実証実験|株式会社シノプス





