ソフトバンクの手話翻訳システム「シュアトーク」、いわき市で実証実験

画像:ソフトバンクより引用

いわき市(福島)はこのほど、手話を利用する市民と手話を知らない職員との円滑な意思疎通を図るため、人工知能(AI)を活用した手話翻訳システム「SureTalk(シュアトーク)」の実証実験を市役所で開始しました。

いわき市が導入したSureTalkは、ソフトバンクが開発したシステムです。専用タブレットを通じて手話の動きと音声を認識し、リアルタイムで文章として画面に表示する仕組みです。手話者の表現と職員の発話を双方向でテキスト化することで、手話通訳者が常駐していない場面でも意思疎通を支援できる強みを持ちます。

システムは市障がい福祉課の窓口に設置され、実際に運用が始まっています。利用シーンでは誤訳が見られる場面もあったものの、手話を知らない相手と直接やり取りできる利便性を評価する声もあり、今後の精度向上や普及に期待が高まっています。なお、いわき市は、実証実験を通じて手話表現に関するデータ収集などにも協力し、AIの学習精度向上に貢献する方針です。

実証期間は2026年10月末までが予定されています。誰もが安心して行政サービスを利用できる共生社会の実現につなげる考えです。

参照手話者と円滑な意思疎通を 福島県いわき市役所に「SureTalk(シュアトーク)」導入で実証実験|Yahoo!ニュース