【日本初】200分の1秒スキャンを可能にした3Dフォトスキャナー“思い出を立体で残す”

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写真の新たな価値を創造する株式会社CCCフォトライフラボ(東京都新宿区)はこのほど、日本初となる200分の1秒という高速スキャンを可能にした3Dフォトスキャナー「3D SNAP」をリリース。4月1日からはサポートプランの提供もスタートさせます。

3D SNAPは超短時間スキャンと移動を前提とした組み立て式の筐体設計を両立。筐体は直径3mの円形で、高さは2.3mとなっています。102台の小型カメラが搭載されており、複数のポイントから撮影した写真の視差情報を解析して寸法や形状を求める写真測定技術「フォトグラメトリ方式」を採用しています。

これまでの3Dフォトスキャナーは被写体がターンテーブルに乗り、回転しながらスキャンする方法が主流。この方法は10分程度制止する必要があり、被写体への負担が大きいという問題がありました。

フォトグラメトリ方式を採用した3D SNAPは被写体の静止時間が短縮され、従来およそ3日間を要していたデータ化も10分程度になりました。

ペット業界注目のサービス

移動、設置が可能な3D SNAPはリアルイベントに持ち込み、出張3Dスキャンも実現。昨年は約50のイベントで撮影を実施しています。超短時間スキャンと移動可能という性能に対し、特にニーズがあったのはペット業界です。2018年1月に開催されたペットイベントでは224組の受け付けがあり、432枚のカットを撮影しました。

撮影したデータを基にしたフィギュア造形も好評。最新3Dプリンタによる樹脂製フィギュアは世界初となる1,000万色以上のフルカラー造形で、毛並みや模様なども忠実に再現します。「立ち姿がそっくり」、「分身ができた」というペットオーナーの声も多く寄せられました。

これを受けて同社は、ペット撮影に特化したスキャナーを新開発。新たな筐体は縦横1.8m、高さ1.3mで64台のカメラを搭載しています。40分程度かかっていた設置時間は約5分となり、バンクラスでの運搬も可能に。

3Dの新たな可能性

「思い出を立体で残したい」という思いからスタートした3D SNAP。現在、西新宿に常設スタジオがあり、撮影からフィギュア造形までが可能です。樹脂製フィギュアSサイズ(長辺5cm)は19,800円、Mサイズ(長辺10cm)は69,800円、Lサイズ(長辺15cm)は128,000円。4月より石膏製フィギュアの販売も開始予定で、こちらはMサイズ29,800円、Lサイズ59,800円となっています。

事業者向けのサポートプランについては、撮影以外全ての工程を3D SNAPに任せる「フルサポートプラン」、3Dプリント出力のみを事業者で対応する「セルフプリントプラン」、製造工程を内製化させる「インハウスプラン」の3種を用意。動物病院やトリミングサロンなどのペット関連事業者、ペット関連のイベント主催団体、写真スタジオを中心に販売していく予定です。

白砂晃代表取締役CEOは3Dの今後の可能性について「仮想空間でのアバターとして空間にリアリティを持たせることが可能になるのでは」と言及。撮影した自分自身やペットをアバターとしてスマートフォンに落とし込む日も近いかもしれません。

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