千葉大学、医薬品のドローン搬送を実証へ 災害時の治療継続を支援

画像:千葉大学より引用

千葉大学は2026年10月1日、災害治療学研究所が千葉市などと連携した、医薬品のドローン搬送実証実験の実施を発表しました。

実験は、千葉大学医学部附属病院でインスリン製剤が不足した状況を想定して行われます。内容は、消防艇でのドローンの離着陸と、河川上空を活用した医薬品搬送をそれぞれ実施し、有効性や運用上の課題を検証するというもので、東京湾上に停泊する消防艇「まつかぜ」と、千葉市の都川公園から本町公園までの都川上空で行われました。ミリ波レーダーやステレオカメラなどの技術を活用し、都川に架かる5つの橋の下を通過するなど、高度な操作も含まれています。

大規模災害時には、建物の倒壊や道路の冠水、交通渋滞などにより医薬品の供給が滞り、治療の継続が困難になるおそれがあります。同研究所は、離着陸や搬送、受け渡しの手順を確認して課題を整理し、段階的な検証を重ねることで、災害時にも必要な医薬品を届けられる搬送体制の構築を目指すとしています。

参照『医薬品ドローン搬送の実証実験』の実施について 〜大規模災害時の医薬品供給と治療継続を支える搬送体制へ〜|千葉大学