トヨタ、CES2025にてウーブンシティの今秋始動を発表

画像:トヨタタイムズより引用

トヨタ自動車は2025年1月7日、米国ラスベガスの技術見本市「CES 2025」にて同社が進める実証実験都市「ウーブン・シティ」の始動と今後の計画を発表しました。

ウーブン・シティとは、静岡県裾野市に建設される自動運転技術や次世代モビリティ、スマートシティ技術の実証を目的とした企業都市です。住民となるのは先進技術に知見を持つ同社や協力会社の従業員や家族で、日常生活を送りながら新技術の実証実験を行う「生活実験場」を目指しています。ウーブンシティでは、人、物、エネルギーによるモビリティ研究やゼロエミッションの交通手段の導入、都市全体で持続可能性のほか、ドローンやロボット、空飛ぶクルマの実験も行われる見通しで、2023年3月にはアメリカの非営利団体U.S. Green Building Councilが開発しGBCI(Green Business Certification Inc.)が認証審査を行う都市建物環境評価認証制度LEEDにて、日本初のプラチナ認証を取得しました。

CES2025ではトヨタ自動車の会長が登壇し、ウーブン・シティの構想を説明するとともに2025年秋の始動を発表しました。同社が明かした計画によると、第1段階ではトヨタ従業員とその家族など約100人が都市に居住を開始する計画とのこと。その後、敷地全体を約70万平方メートルに拡張し、2026年度以降は一般向け住居も開放。最終的に約2000人が居住する都市を構築する計画です。同社はウーブンシティでの実証実験によって得られた成果をもとに、同社のモビリティ事業の強化と持続可能な未来社会の実現を目指すとしています。

参照ウーブン・シティ、今秋にも実証開始 豊田会長が描く”モビリティのテストコース”