鳥取市で自動運転バスの実証実験、信号連携や路車協調検証用のテストコースも

画像:鳥取市より引用

鳥取市は2024年11月22日、地域で懸念されるドライバー不足や高齢化に対応するため、2024年12月13日~2024年12月24日の期間、自動運転バスの実証実験を実施すると発表しました。

発表によると、実験は鳥取市次世代モビリティ推進会議の協力のもと、移動ビジネスを手掛けるWILLERや自動運転ソフトウェアを開発するティアフォー、地元の交通事業者である日ノ丸自動車、日本交通などが連携して取り組みます。内容は鳥取バスターミナルを起点とする運行ルート約4.8kmを、1日当たり最大7便の運行するというもので、ほかに技術検証ルートとして、信号連携や路車協調を検証するテストコースも設定。自動運転技術の向上を目指すという内容です。

実験に投入される車両は、ティアフォー製の「Minibus」です。「Minibus」は高性能レーダーの1種であるLiDARや物体認識カメラなど最新の技術を搭載したもので、障害部を認識し停止したり、迂回する機能を備えています。試乗コースは事前予約により一般市民も乗車可能で、予約専用サイトまたは専用コールセンターで受付をしているとのこと。また、地元企業から車外広告の広告主も募集しており、新たな収益モデルの検討も行われます。

山陰エリアは全国でも特に過疎化・高齢化が顕著なエリアのひとつです。鳥取市は自動運転技術の導入により、地域交通の持続可能性の向上を目指しています。

参照令和6年度自動運転バスの実証実験について