画像:株式会社ティアフォーより引用
株式会社ティアフォーは2024年11月8日、WILLER株式会社、大成建設株式会社、新潟交通佐渡株式会社と協力し、佐渡市(新潟)に導入予定の自動運転サービスの最終調整に入ったことを明らかにしました。
佐渡市には鉄道がなく、公共共通の大部分をバスが担っているエリアです。しかし、昨今の人手不足問題の影響によりドライバー不足の傾向が強まり、ティアフォー社らは新たな公共交通のあり方として、佐渡市ともに2022年、2023年と自動運転実験や検証、調整等を繰り返していました。
今回の実証実験は昨年度の実証結果を踏まえ、自動走行の精度向上と事業面・社会受容性の醸成を目指した最終調整です。ティアフォー社によると、実験の内容は実験現場となるのは新潟県佐渡市相川エリアで、約36kmのルートを2024年11月24日まで走行するというもの。距離としては国内最長のルートになる見通しで、トンネル内の位置情報の精度低下など2023年度実験の課題にも対策が施されます。
佐渡市では、2025年にもサービス導入が期待されています。ティアフォー社らは市の公共交通計画に沿って、技術開発と実証実験を進め、地域の交通利便性向上を目指すとしています。
参照新潟県佐渡市で自動運転サービス導入を見据えた実証実験を開始 ~国内最長ルートを運行!2025年の自動運転レベル4実装に向けた自動走行実証・異業種連携実証~