画像:東海クラリオン株式会社より引用
東海クラリオン株式会社は2024年10月26日から11月3日まで、北九州産業学術推進機構と連携し、北九州市東田地区にて、自動運転EVモビリティ「YADOCAR-i(ヤドカリ)ドライブ」の実証運行を実施しています。
「YADOCAR-iドライブ」とは、既存の車両に後付けできる自動運転機能の追加システムです。低速走行のグリーンスローモビリティであるものの、2人乗りのマイクロEVから8人乗りのマイクロバスまで、多様な車両に対応し、手軽に自動運転化できる汎用性の広さが特長です。さらに日本の測位衛星「みちびき」やGPSを利用した高精度な測位システムに加えて、障害物を検知するためのLiDARセンサー、車両の加速度や姿勢を計測するIMUなど、安全性の高い自動運転システムとして知られています。
東海クラリオンによると、今回の実証運行は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の技術協力のもと、高精度衛星測位技術を活用した自動走行を目指し行われています。車両に登載された認識システムと高精度衛星測位技術を組み合わせ、より正確な位置情報を取得し、精密な運転を目指すとのこと。東海クラリオン社とJAXAは、2023年6月より「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の枠組みのもと、衛星測位技術を活用した「後のせ自動運転システム“YADOCAR-iドライブ”」に関する共創活動を進めています。
参照北九州市東田で回遊性向上に向けた「自動運転」の実証実験・試乗体験会を実施!